顔の脂肪を取ろうか迷っていて、失敗の話が気になっている人に向けた記事です。バッカルファットの除去も含みます。この施術への質問は 128 件。うち 16 件が「失敗・修正・後悔」でした。2026 年 9 月、編集部が学会と国の資料を確認済み。
先に結論です。顔の脂肪吸引だけを扱った公的な資料は見つかりませんでした。だから、取りすぎたときにどう直すのかと、その費用を、受ける前に聞いておくのが備えになります。
「失敗」は 16 件あった
数え方は内容別。当サイトは美容医療の質問を分けて数えています。顔の脂肪吸引では「適応・悩み相談」28 件、「効果・持ち」20 件、「ダウンタイム・腫れ」と「おすすめ院・医師選び」が同じ 19 件で並び、それに次いで「失敗・修正・後悔」は 16 件で 5 位。日本形成外科学会が脂肪吸引について解説を出していますが、顔だけを取り上げた記述はありません。
この 16 件の内訳は顔の脂肪吸引のデータページに、元に戻るかの話は顔の脂肪吸引は元に戻るかの記事にあります。
顔だけを扱った資料は見当たらない
日本形成外科学会の解説は、吸引できる部位として頬や首も挙げています。ただしそこから先は、顔と体を分けて書いていません。合併症も顔専用ではない。国民生活センターの連載は、適した部位の最初に顎下を挙げていますが、それ以外は体が中心で、バッカルファットという言葉は出てきません。ジョールファットという言葉を使った資料にも、行き当たりませんでした。
見つからないことは、無いことの証明にはならない。ただ、顔について比べるための公的な基準が見当たらない状態ではあるので、頬や首の一般的な合併症の説明が顔向けにどう当てはまるのかを、カウンセリングで聞いてみてください。
取りすぎたときの直し方を先に聞く
学会は起こりうることとして、感染、血管が詰まること、内臓の破損、体液がたまること、感覚が鈍くなることを挙げています。ただし、この並びが顔にもそのまま当てはまるかは書かれていないので、顔特有のリスクとして何を説明してもらえるかは、カウンセリングで聞く価値があります。
国民生活センターの連載の筆者(医師)は、脂肪を多く取り過ぎると高い確率で肌質の低下、たるみ、凸凹が起こると、経験に基づく見解として書いています。同じ連載は、脂肪注入を、額やこめかみ、頬のこけた部分などに入れて顔の形を整える方法として挙げました。取り過ぎたときにどう修正するのか(脂肪注入などで補えるのか)と、その費用を、受ける前に聞いてください。取る量をどうやって決めるのかも、あわせて聞いておくと比べやすくなります。
契約した後でも使える 8 日間
美容医療は、特定商取引法の政令が指定した 7 つのサービスの 1 つです。対象になるのは、期間が 1 か月を超えて、金額が 5 万円を超える契約。その場合、次のことが決まっています。
- 契約の前と後に、決まったことを書いた書面を渡す義務がクリニック側にある
- その書面に、クーリング・オフと途中でやめるときのことを書く義務がある
- 契約書面を受け取った日から数えて 8 日以内なら、書面かメールなどで契約をやめられる
- 事実と違うことを言われたり、脅されたりしてやめなかった場合は、8 日を過ぎてもやめられる
ただし、対象になるやり方は 5 つに限られています。公式の解説が例に挙げているのは、次のものです。
- 脱毛(レーザー、針)
- しみ・ほくろの除去、皮膚の活性化(レーザー、超音波、ケミカルピーリング、高周波)
- しわ・たるみの軽減(薬剤の使用、または糸の挿入)
- 脂肪の減少(レーザー、超音波、脂肪溶解注射、冷やす機器)
- 歯の漂白(漂白剤を塗る)
切る手術は、この 5 つの中に出てきません。
対象の契約なら、書面にクーリング・オフを書く義務があります。書いていなければ、8 日の数え始めが来ません。その間はやめられます。書面に見当たらないときは、その場で「この契約はクーリング・オフの対象ですか」と聞いてください。答えがはっきりしなければ、消費者ホットライン(188)に相談できます。
脂肪の減少で挙がっている方法は、レーザーや超音波の機器、脂肪溶解注射、冷やす機器です。吸引する手術が対象かどうかは当サイトでは判断しません。契約書面を受け取ったら、その場で 8 日間の記載があるかを見てください。記載が見当たらなければ、その場でスタッフに聞いてみてください。
この数字の読み方
この 16 件は、顔の脂肪吸引についての質問 128 件を内容で分けて「失敗・修正・後悔」に入った数です。「16 人が後悔した」という意味ではありません。失敗が怖くて聞いている人や、修正のやり方を聞いている人も同じ枠に入ります。取り違えも含みます。数え方はこのサイトのデータに書きました。
本サイトは医療機関ではなく、施術を勧めるものでもありません。適応や安全性の判断は医師にご相談ください。
