美容医療の下調べ

二重の埋没は何年もつ? 学会が書いたのは年数ではなかった

公開 ・ 最終更新 ・ ワグミコンサルティング 代表

二重埋没法について考えている場面

二重の埋没を受けようか迷っている人に向けた記事です。この施術の質問 256 件のうち、19 件が「効果・持ち」の質問でした。質問の中でいちばん多いのは「失敗・修正・後悔」で、休む日数(ダウンタイム・腫れ)は 3 番目、効果・持ちは 7 番目です。2026 年 9 月に、編集部が日本形成外科学会の解説と、国民生活センターの情報誌の連載を開きました。

先に結論です。年数を書いた資料はなく、学会が書いていたのは戻りやすい人の条件でした。自分の条件に当てはまるかどうかは、カウンセリングで聞けます。

学会が書いたのは、年数ではなく「戻りやすい人」

日本形成外科学会の解説に、こう書いてあります。

まず埋没法ですが、手術時間が短く、腫れも 1 週間程度です。その代わり固定力が多少弱く、一重瞼に戻ってしまうことがあります。皮膚の厚い人や眼瞼に脂肪が多い人は戻りやすい傾向があります

「戻ってしまうことがあります」まで書いて、何年かは書いていません。代わりにあるのは、戻りやすいのはどういう目か、です。

条件の話です。年数ではありません。同じ術式でも、まぶたの厚みや脂肪の量によって戻りやすさが変わる、という書き方です。

国民生活センターの連載も同じで、まぶたの厚い人は二重が消えやすいと書いています。糸の話もあります。よく目をこする人は、埋めた糸が出てきて感染することがある。ものもらいと区別できないしこりができることもある、とも書かれています。

連載を書いた医師は、戻ったあとの流れにも触れています。順番の話です。一般に、最初は埋没で行い、二重が不安定で取れてしまったら切開する傾向が強いと感じる、という書き方です。戻ったら次は切開になるのか、その費用はどうなるのかまで、受ける前に聞いておけます。

腫れの日数は、うちの集計と近かった

学会の「腫れも 1 週間程度」は、うちの数字と比べられます。日数を書いた投稿 45 件の真ん中は 7 日でした。

近いです。ぴたりです。ただ、学会の記述は「1 週間程度」で、ばらつきの幅には触れていません。

同じ 45 件でも、4 件に 1 件は 30 日以上と書いていました。幅は広いです。長い側の書き込みが何を指しているのかは、この集計からは分かりません。自分がどちらに寄りそうかは、受ける前に医師へ聞く方が早いです。ばらつきは二重の埋没のダウンタイムの記事にあります。

国民生活センターの情報誌に、医師が書いた費用の目安

同じ連載は、費用にも触れています。前置きは「手術コストは自由診療ですので、特に決まりはありません」。そのうえでの目安です。埋没は 10 万円前後。切る手術は、保険でやる眼瞼下垂症の手術を参考に 25 万円から 60 万円程度が一般的。再手術など、難しさに応じて加算されることもある。そういう内容でした。

もちを年数で説明されたら、その根拠を一つだけ確かめた方がいいです。日本形成外科学会の解説にも、この連載にも、年数はありませんでした。内訳は二重埋没法のデータページ、数え方はこのサイトのデータにあります。

本サイトは医療機関ではなく、施術を勧めるものでもありません。適応や安全性の判断は医師にご相談ください。

よくある質問

二重埋没は何年もちますか
日本形成外科学会の解説にも、国民生活センターの連載にも、年数の記載はありません。日本形成外科学会は「固定力が多少弱く、一重瞼に戻ってしまうことがあります」と書き、戻りやすい条件として皮膚の厚い人や眼瞼に脂肪が多い人を挙げていて、自分がどちらに近いかはカウンセリングで確認できます。
戻りやすいのはどういう人ですか
日本形成外科学会は「皮膚の厚い人や眼瞼に脂肪が多い人は戻りやすい傾向があります」としています。国民生活センターの連載でも、まぶたの厚い人は二重が自然消失する頻度が高くなると書かれていました。
腫れはどれくらい続きますか
日本形成外科学会は埋没法について「手術時間が短く、腫れも1週間程度です」と書いています。当サイトが集めた投稿 45 件では日数の真ん中が 7 日で、この記述と近い位置にありました。

出典・確認日