美容医療の下調べ

肌再生注射はどれくらいもつ? 公的な資料で分かるところ

公開 ・ 最終更新 ・ ワグミコンサルティング 代表

肌再生注射(リジュラン・ジュベルック等)について考えている場面

リジュラン、ジュベルック、スネコス、水光注射、エクソソーム。肌に何かを入れる施術を、カウンセリングの前に検討している人に向けた記事です。この群の質問 263 件のうち、効き目やその持ちについての「効果・持ち」が 78 件でいちばん多く、2026 年 9 月に編集部が学会や国の資料を当たりました。

製品ごとの承認の状況は、公的な資料では裏が取れませんでした。この前提を知らずにカウンセリングへ行くと、聞きたいことが絞れません。

はっきり分かったのは、エクソソームだけ

厚生労働省の医薬局監視指導・麻薬対策課が、令和 6 年 7 月 31 日に事務連絡を出しました。次の一文です。

現時点において、エクソソーム試薬を含め、エクソソーム等と称する製品に、薬機法に基づく承認を受けた医薬品は存在しないことに留意すること

同じ事務連絡は、エクソソーム試薬について「疾病の治療等に用いた場合の品質、有効性及び安全性が確認されたものではありません」とも書いており、薬のような効き目をうたうものは承認も許可もない医薬品として取り締まりの対象になるという方針も示しました。エクソソームについては、この一点だけ、国の文書でもあいまいにされていません。

ほかの製品名は、公的な資料に出てこなかった

リジュラン、ジュベルック、スネコス、プルリアル、ジャルプロ、ベビーコラーゲン、水光注射。当サイトは、PMDA、厚生労働省、国民生活センター、消費者庁、そして 5 つの学会が一緒に作った美容医療診療指針を確認しましたが、これらの名前を挙げて承認の状況を書いた公的な資料を見つけられませんでした。この点は、その製品を扱う医師にカウンセリングの場で直接確認できます。

見つからないことは、承認されていないことの証明にはなりません。承認されていることの証明にもなりません。

だから聞くときは「承認されていますか」と「承認された目的の通りの使い方ですか」の 2 つをセットにしてください。承認された薬や機器でも、承認と違う目的で使う治療をサイトで案内するなら、次の節の 5 項目を載せる決まりの対象になります。

院のサイトに載っているはずの 5 つのこと

未承認の薬・機器や、承認と違う目的での使い方(適応外)を使う治療をウェブサイトで広告するとき、クリニックは次の 5 つを載せる必要があります。厚生労働省の事例解説書(第 5 版)が示している決まりです。

  • 未承認医薬品等であること
  • 入手経路等
  • 国内の承認医薬品等の有無
  • 諸外国における安全性等に係る情報
  • 医薬品副作用被害救済制度の対象にはならないこと

受ける院のサイトの施術ページに、この 5 つが載っているかを先に見てください。無ければ、カウンセリングで聞けます。医師から受ける説明として、国民生活センターも「使用する薬剤の名称や効能、副作用等」を挙げています。効き目や回数の話より、まず入れるものの名前を聞く方が確かめやすい。内訳は肌再生注射のデータページ、数え方はこのサイトのデータにあります。

本サイトは医療機関ではなく、施術を勧めるものでもありません。適応や安全性の判断は医師にご相談ください。

よくある質問

リジュランやジュベルックは承認されていますか
当サイトは、製品名ごとの承認状況を書いた学会や国の資料を見つけられませんでした。国の文書で確認できたのはエクソソームだけです。ほかの製品名は、カウンセリングで「承認されていますか」と「承認された目的の通りの使い方ですか」の 2 つをセットで聞いてください。
エクソソームは承認されていますか
2024 年 7 月の時点では、医薬品として承認されたものはありません。厚生労働省の事務連絡(令和 6 年 7 月 31 日)に「現時点において、エクソソーム試薬を含め、エクソソーム等と称する製品に、薬機法に基づく承認を受けた医薬品は存在しない」と書かれています。
効果は何回で出て、どれくらい持ちますか
当サイトが確認した範囲では、この群の製剤について回数や持続期間を示した学会や国の資料はありませんでした。カウンセリングで示される回数や期間の根拠がどこにあるかは、その場で確かめられます。

出典・確認日