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下調美容医療の下調べ

ヒアルロン酸は何か月もつ? 公式の説明書に月数はなかった

公開 美容医療の下調べ 編集部

ヒアルロン酸注入について考えている場面

ヒアルロン酸を入れようか迷っている人に向けた記事です。この施術の質問は 463 件、そのうち 51 件が「何か月もつの」でした。その問いに、国が承認した製品の公式な説明書がどう答えているかを確かめました。2026 年 9 月に、編集部が本文を開いています。

先に結論です。説明書に月数は書かれていません。

書いてあるのは月数ではなく「何で決まるか」

国が承認した「レスチレン リド」(製造販売はガルデルマ株式会社)の説明書に、この一文があります。

整容の程度及び持続期間は、処置する皺の性質や、注入部位の組織応力、組織への注入深度及び注入技術によって異なる

「ジュビダームビスタ ボリューマ XC」(アッヴィ合同会社)も同じ書き方でした。作っている会社が違っても、もちを約束しないという構えは変わりません。

月数はありません。どこにもです。

数字らしきものが出てくるのは臨床成績の欄だけです。そこにあるのは観察した時点での維持率で、効き目として保証された期間ではありません。5 つの学会が一緒に作った指針は、溶けるタイプのフィラー全般について「コラーゲンやヒアルロン酸に代表される数か月〜1 年程度で分解吸収される」と書いています。期間がはっきり書かれていたのは、確かめた範囲ではこの一文だけでした。

涙袋は、認められた使い道に入っていない

レスチレン リドの【使用目的又は効果】には、こう書いてあります。

本品は、真皮中間層から深層に注入し、中等度から重度の顔面の皺(ほうれい線等)の矯正及び整容を目的とする。なお、口唇、眼瞼への使用及び隆鼻術等の形状の変更を目的とした使用は本品の適応に含まれない

涙袋は下眼瞼です。確かめた製品では、そこへ入れることは認められた範囲の外にありました。ボリューマ XC の使用目的は中顔面、下顎部、こめかみで、こちらにもまぶたは入っていません。

範囲が決まっています。外は外です。

「溶かせるから大丈夫」は、製品によって崩れる

指針は、溶かすための酵素についてこう書いています。

ヒアルロニダーゼ製剤(本邦未承認)を注射することにより、注入されたヒアルロン酸製剤を積極的に分解除去することができるが、その分解程度は製剤によって異なり、分解されにくいものもある

説明書の【警告】には、血管の中に入ってしまうと壊死や潰瘍、まれに目が見えなくなったり脳梗塞が起きたりすることがある、と書かれています。指針はその起こる割合について「発生率や有病率等は明らかでない」としました。

もちの月数を聞く前に、使う製品の名前と、それが承認品かどうかを確認すべきです。内訳はヒアルロン酸注入のデータページ、数え方はこのサイトのデータにあります。

本サイトは医療機関ではなく、施術を勧めるものでもありません。適応や安全性の判断は医師にご相談ください。

よくある質問

ヒアルロン酸は何か月もちますか
承認された製剤の添付文書に月数の記載はありません。レスチレン リドは「整容の程度及び持続期間は、処置する皺の性質や、注入部位の組織応力、組織への注入深度及び注入技術によって異なる」と書いています。5 学会の指針は吸収性フィラー全般について「数か月〜1 年程度で分解吸収される」としています。
涙袋に入れるのは承認されていますか
確認した製品では含まれていません。レスチレン リドの添付文書は「口唇、眼瞼への使用及び隆鼻術等の形状の変更を目的とした使用は本品の適応に含まれない」と明記しています。涙袋は下眼瞼にあたります。
合わなければ溶かせばよいのでは
溶解に使うヒアルロニダーゼ製剤は、5 学会の指針に「本邦未承認」と書かれています。指針は「その分解程度は製剤によって異なり、分解されにくいものもある」とも述べています。溶かせる前提は製剤によって崩れます。
重い合併症はありますか
添付文書の【警告】に「本品を血管内に注入しないこと」とあり、血管内に入った場合に壊死、潰瘍、瘢痕、まれに視力障害や失明、脳梗塞のおそれが挙げられています。指針は発生率について「発生率や有病率等は明らかでない」としています。

出典・確認日

各社の募集条件・給与保証は変更されることがあります。本ページの記載は 2026 年 9 月 時点で各社の公開ページを確認したものです。最新の条件は必ず応募先でご確認ください。